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もなきよ
もなきよ

はじめまして、もなきよと申します。

唐突ですが、私の趣味は読書です。とくに、SFやミステリーといったフィクション小説を愛好しています。

フィクション小説への偏愛は、学生時代から続いています。40代になった今も変わらず、私はフィクションの世界に浸る時間に幸せを感じます。

上記の点は変わりませんが、学生の頃から変化したこともあります。

たとえば、時間についてです。

社会人として生きるのは、なかなか大変なことです。仕事をして報酬を得るためには、現実の問題に立ち向かわなければなりません。フィクションの世界に身をゆだねていられる時間が減少するのは、ある種の必然です。

そして、罪悪感について。

社会に出ると、学生時代よりも多様な人々に出会います。そのなかには、本当に意識の高い人がいたりします(俗にいう『意識高い系』の方々のことではありません)。

たとえば、私の勤務先には、膨大な量の業務をこなしながらも、高難度の国家試験にチャレンジし、見事に合格した同僚がいます。

そういった人たちを目にしていると、厳しい現実を生き抜くためには自分もスキルや知識を向上させるために勉強しなければならないと考えたりします。

しかしながら、実際の私は、通勤電車の中で参考書ではなくSF小説を読んでいたりするのです。当然のごとく罪悪感を覚えます。

そんなわけで、社会人になってからというもの、私はフィクション小説を気楽に楽しめなくなりました。フィクションの世界に耽溺することは、私にとって「密やかな楽しみ」という位置づけに変化したのです。

しかし、40代になった私に、またしても変化が訪れました。

ミドルライフ・クライシス――中年の危機――がやってきたのです。

創作プロトタイピング

中年期の約八割が陥るといわれている中年の危機。どうやら私も約八割のほうに該当したようです。

40代半ばになってから、ふと自分の人生について「このままでよいのだろうか?」などと考えることが増えてきたのです。

そして、こんなふうに考えるようになりました。

一度、本当に好きなことをやってみよう!

SFやミステリーを愛好している方々には共感いただけるように思うのですが、私は読書好きであると同時に空想好きでもあります。たとえば「邪馬台国の場所を暗号ミステリーの方法論で推理してみたら?」といった、おそらく実生活では何の役にも立たないであろうことを、ついつい空想してしまうのです。

さらに私は、そういった空想を、いつか自分の手でかたち(小説など)にしてみたいという願望を持っていました。

しかしながら、私はフィクション小説を読むことすら隠れてやっていたのです。当然、創作活動など、したことがありませんでした。

それでも、「やってみなければ始まらない」という思いが、日に日に強くなりました。

そして、試作プロトタイプでもよいから、まずはアウトプットしてみるということを実行に移しました。

創作プロトタイピング」を開始したのです!

と、ここまではよかったのですが……

問題は、試作された創作物のクオリティーです……。

いまのところ、私は、読むと書くとは大違い――創作物がイラストの場合、見ると描くとは大違い――だということを痛感する日々を過ごしています。

でも、それは仕方のないことなのだと、諦めてもいます。

たとえば、草野球をはじめたばかりの中年男性にプロ野球選手と同じパフォーマンスを期待できるはずがありません。それと同じように、私の創作物とプロの作家の創作物とでクオリティーに大きな差が生じるのは当然のことだからです。

私としては「下手でもいいから、まずはかたちにしてみる」ということが大切なのだと信じて活動を続けることにしています。

もちろん、創作活動に対しては、いろいろと厳しい意見があることも承知しています。
「プロにもなれないのに、長い時間をかけて作品を創ることに、なんの意味があるの?」
「もっと現実的なことにエネルギーを注いだほうがよいのでは?」
エトセトラ……。

そういった意見に対して、真っ向から反論することは、私には困難です。なぜなら、私自身が20年以上の社会人生活を無難に過ごしてきたからです。夢を追いかけて創作活動を続けてきたわけではありません(それどころか、このブログをはじめるまで、創作活動と呼べるような経験すらありませんでした)。だから、創作活動そのものについて語り得るほどの知見を、私は有していないのです。

ただ、個人的には、創作活動に対して厳しい意見を提示する方々は創作活動を特別視し過ぎているのではないかと思ったりします(あくまでも個人の感想です)。

たとえば、週末のグラウンドで草野球に興じているおじさんを捕まえて「プロにもなれないのに野球をすることに、なんの意味があるの?」などと疑問を呈する人は少ないはずです。

ようするに、私は、創作活動であれ野球であれ、好きでやっているのであればそれでいいじゃないか、と思うのです。

そんなわけで、私は、本当に好きなこと――小説、散文、イラストなどの試作「創作プロトタイピング」――を続けていこうと考えています。

その結果としての創作物が皆さまに少しでも楽しんでいただけるものであれば大変嬉しいです。

また、残念ながら楽しめなかったという方々にも、創作活動に対して興味を持っていただけたり、あるいは自分も好きなことをやってみようと思っていただけたりしたならば、望外の喜びです。

私の創作物(小説、散文、イラスト)は、こちらの「コンテンツ」ページにまとめています。

もなきよ
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「コンテンツ」ページ だけでもご覧いただると、本当に嬉しいです!

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